2月18日から多読に再挑戦をはじめ、今日、約4ヶ月で100万語に到達することができた。
100万語の通過本は、直前に残り130語ほどになって次は何を読んでもそれが通過本になるという状態になったので、100万語までのmy bestである"There's a Boy in the Girl's Bathroom"に敬意を表し、同じLouis SacharのMarvin Redpostシリーズ第1巻"Kidnapped at Birth?"を選んだ。
両親や担任の先生のMarvinへの接し方が、Marvinを子供扱いせずpolitelyで、なんとも言えないやさしさを感じることができた。こういう環境がMarvinのようなこどもを育てるのだろうなあと、There's a Boy ...と同じtasteを本作でも味わえた。
Marvin Redpostシリーズは3巻まで手元にあるので続けて読みたい。
■100万語になって
さて、100万語に到達して英語力はついたのか?それは正直にいって良くわからない。
英語に対する恐怖心の払拭や、返り読みをせず語順のとおり理解していくことは、多読を始める前から身に付いていたと思うので、どこか向上したのかを具体的に実感するまでにはいたっていない。
多読を始めた頃は、レベル3のMagic Tree Houseはストレスなく読めるけれど、レベル4のSecrret of Droonはところどころ読み飛ばしながらなんとか読める、Matildaなどのレベル5以降だと大まかなストーリーはわかるけれど細かいところは全部うっちゃるという状態だった。各レベルに対する印象は100万語に至った今も変わっていない。
ただ、これだけinputしているのだから、そりゃ地力はついてきてるでしょう、と思っているし、
英語もスポーツと同じで、練習しても練習しても上手くならないんだけれど、ある時振り返るとぐっと上達してるというタイプのものじゃないかと思っていて多読という手法自体について心配はしていない。
多読のように続けられる学習法を他に知っているわけでもないし、多読には他の英語学習法と違って読書そのものの楽しみもある。
■定型表現へのひっかかり
70万語達成の時に、
最近、読んでいて、"I wonder 〜"や"Why don't you/we 〜"などにひっかかりを感じる。例えば"Why don't you 〜"では、この文は直訳したら「どうしてあなたは〜しないのか」になるけれど、むしろ「〜しない?」くらいの意味なんだという昔の知識が浮かんできてしまう。ということを書いた。
100万語まできて、少しひっかかり感は薄れてきたように感じる。ああまた例のやつね、くらい。ひっかかっても、ひっかかることそのものをあまり気にせず読み進んでいけばいいのかなと今は思っている。
前のほうで上達を実感できないと書いているが、100万語までの短い期間で、ここに挙げたような定型表現へのひっかかりを、これまで気にしたことがなかったのに急に気になるようになって、その後、全く意識しなくなったわけではないけれど少し気にならなくなってきた、ということそのものが面白いことだなと感じました。
■70万語から100万語までに読んだ本
○Graded Reader
(レベル1)
OBW1:5冊
ICR2:1冊
PER2:1冊
PER3:1冊
SCR3:1冊 (計9冊)
(レベル2)
OBW2:1冊
(レベル3)
OBW3:8冊
CER3:1冊 (計9冊)
(レベル4)
OBW4:2冊
OBW2の"Death in The Freezer"が特に面白く読めた。とてもよく構成されて違和感のないサスペンスだと思う。1本の電車で一気に読み終わったので久しぶりに時間が計れ159語/分だった。
OBW4の"Black Beauty", "Little Women"、OBW3の"Chemical Secret", "The Bronte Story", "The Call Of The Wild", "The Railway Children"など、どれも一定以上のqualityで安心して読めた。
OBW3くらいの分量になると、なかなか一気に読みきるところまでまだいっていないようで、2,3回にわけて読んでいる。
○絵本
レベル0:4冊
レベル1:10冊
レベル2:2冊
不明:9冊
レベル2の1冊"The Very Worst Monster"が特にお気に入り。怪物の一家に赤ちゃんが生まれ、お父さん、お母さんがこの子は世界で一番おそろしい怪物になるに違いない!と叫ぶのを聞いて、何歳か年上のお姉ちゃんが寂しいような複雑な気持ちになる、という、よくあるプロットなのだけれど、イラストもよくて完成度が高い。
そういえばGraded Readerで挙げた"Death in The Freezer"もこのパターン!その後の展開は全く違うけれど。いや、この怪物一家も20年後には"Death in The Freezer"のように・・・ならないか。
○児童書
(シリーズもの)
Marvin Redpost:1冊
A to Z Mysteries:3冊
Boxcar Children:2冊
Captain Underpants:2冊
Nate the Great:3冊
Captain UnderpantsはgrossでおなじみのBionic Booger Boyの2冊を読んだ。このシリーズは初めてだったのだけれど、GeorgeとHaroldの描くマンガそのもの、といった趣き。僕はまじめ路線のほうが楽しめるので、是非とも読みたいと思うシリーズではないが、2冊目を読む頃には馴染みつつあるのが自分でおかしかった。
Graded Readerを中心に多読をしているかたのMagic Tree House等の児童書のくだけた表現が読みづらいという体験談をいくつか見かけたことがあって、僕は苦にならないなあと思っていたけれど、このシリーズのくだけた表現にはすっかり手を焼いた。2冊目に入ると随分慣れてきてさっくり読み飛ばすようになったけれど。
(単発もの)
Number the Stars (YL3.8)
Number the Starsはrfujiさんのブログでrfujiさんが100万語通過記念に読んだということを書かれているのを見て、読んでみよと思った1冊。
主人公の少女Annnemarieの目線で語られるナチス占領下のポーランドの重々しい空気と、その中で発揮される勇気の物語。極限の状況で他人のために自分の身を危険にさらす姿が胸を打つ。このレベルで読める児童書では出色の筆致だと思う。
1ヶ所気になったのは、本書のメッセージの1つに「勇敢に振舞うには真実を知りすぎないことだ」ということが描かれていること。知らなければ怖いもの無しに振る舞えるけれど、真実を知ってしまうと恐怖に身がすくんでしまう、というもの。
それはある種の真実なのかもしれないけれど、情報公開こそ人間が近年生み出したものの中で一番重要な価値観ではなかったのかと違和感を覚えた。
僕はデンマークがドイツに占領されていたことすら知らなかったので、物語の面白さだけでなく歴史に対する知見が広がったという意味でも読み応えのある本だった。
巻末に作者が、どの部分が歴史上の事実でどの部分が創作なのかを記していた点も好感が持てた。
■これから
レベル3,4とレベル0〜2を半々くらいの冊数で読んでいこうと思う。
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