[趣味諸々] イベント:箱根旅行#11畑宿で寄木細工に夢中になる

 芦ノ湖の南端のあたりと箱根湯元の中間のあたり、箱根七曲がりというヘアピンカーブが何重にも組み合わさった舗装道路を経て畑宿エリアに到着した。ここは箱根のお土産として有名な寄木細工の工房が何軒かあるところ。今回はその中でもお土産品の販売だけでなく、非売品の手の込んだ寄木細工が展示してあったり、製作の様子を実演してくれたり、寄木細工の製作手順がパネルで説明してあったりする畑宿寄木会館に寄ってみることにした。

 寄木細工は幾何学的な模様が描かれた木製の細工品で、細工品のなかでは秘密箱が一番有名。秘密箱は直方体の普通の箱なのだけれど、決まった手順で側面の板をスライドしていかないと中身が取り出せないようになっている。簡単なものは2,3手で開くようになっているが、複雑なものは十数手、数十手かけないと開かない。鍵がなくても開け方を知っている人以外はあけられない。実用的ではないけれど、何重にも細工を施した箱のなかに秘密の品を入れておくというのが面白い。例えば江戸時代にお姫様がお土産にもらったら喜びそうなんじゃないかと思う。

 寄木細工の製作は

  • 模様を構成する様々な色の木材を乾燥させ
  • 模様になるように一定の厚さ、大きさに手鉋で削り、
  • 膠(にかわ)を塗り重ねて接着し、締め台で締めつけて「紋様の基礎材」を作り、
  • 「紋様の基礎材」を組み合わせて膠で接着し「寄木種板」を作り、
  • 「寄木種板を」を大きな鉋で薄く削り出し、寄木模様の描かれた紙のような薄い素材「ヅク」にし、
  • アイロン等で平らに伸ばし、小箱等に貼り付けて寄木細工製品になる
ということだった。寄木細工の模様は表面に貼っているのだった。ほうっと感心。厚みのある寄木種板をそのままロクロで削り、ひとつの製品に仕上げる「寄木無垢(むく)製品」というのもあるそうだ。

 非売品の寄木工芸品としては、寄木で模様付けられたミニチュアの家や、寄木で描いた浮世絵、寄木のお神輿などが展示してあった。なかなかの見ごたえ。寄木の実演している職人のかたが、ふみまさにと言って船の木製模型をくれる。なんでも近くの人が趣味で作ったのをその職人のかたにたまたま何個か提供してくれたのだとか。ありがとうございます。

寄木細工の家
寄木細工の家

ふみまさ、船の木製模型をもらう
船の木製模型

 お土産にコースター、急須敷き、耳掻き等、いろいろと買ってしまった。財布のひもが緩くなってしまうが、面白いところだ。

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畑宿寄木会館
0460-5-8170
神奈川県足柄下郡箱根町畑宿103

投稿者 yhiroaki (2005年10月29日 16:00) | http://hilog.net/mt/mt-tb.cgi/670


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