[読書] 経営参謀の発想法 知力アップ講座

 一時よく出版された通勤MBA系の本。経営戦略の話を読みやすくまとめてある。まず3分の2程の紙面を使って、戦略立案プロセス、組織論、リーダーシップ論等について説明してある。その中でPPM、イシューツリー、ビジネスシステム、7S等のフレームワークや方法論が紹介されている。残り3分の1は今の日本企業に対する警鐘というか、無念の想いに近い嘆きが展開されている。
 フレームワークや方法論はまあ言ってみれば目新しい話はないので若干退屈だったが、後半の嘆きパートは心に響く点が多々あった。

組織が巨大化すると組織の環境への適応力が衰え、逆に、組織の要請を社会に押しつけるようになる(本文より引用)
とし、そうした
組織の成熟期において新しいブレークスルーを生み出すものは、実は既存の組織のパラダイムに縛られない、規格化されないリーダーシップとフォロワーシップのチームワークである。それがまさに必要とされている時に、それを生み出す土壌が欠如しているという自己矛盾が、成熟期の我が国の組織の問題である。(本文より引用)
と断じている。
 こうした指摘に目新しさは感じないかもしれない。しかし、こうしたことを常に意識して仕事にあたることは実際問題難しく、定期的にこのような本を読むことで刺激をうけて、また取り組んでいく必要があると思う。そういう刺激を与えてくれる本の中の1冊だと思う。

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経営参謀の発想法 知力アップ講座
著者:後正武
出版社:プレジデント社
ISBN:4833416522
発行:1998/4/5

投稿者 yhiroaki (2004年03月03日 23:02) | http://hilog.net/mt/mt-tb.cgi/314


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